スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

#92 直火焼きベースボール1

 過去の思い出 
   このお話は過去のお話です。
   イタリアも起業も料理も関係のないお話です(^_-)
          (→若毛のヨミカタ




「俺、いつか子供できたら、野球やらせるわ。」

「ああ。野球やってたら、こうはならんよな。」

「俺もそうしよ。」
             
23152168.jpg
中学の終わりの頃、テニス部だった僕らは日曜日に自主練習へと出かけた。
大事な試合が近ずいていたけど、この日は、学校のコートが使えなかったので
チャリで30分の河川敷にある市営コートにクラブのみんなで行く。

男女あわせて20人くらい。寂れた河川敷へ向かうメンバーには、
奥野総長ノブ(ゲスパンマン)、ユー(パートナー)なんかもいたのだった。

正月を明けて、冬本番のどんより灰色の空の下、強い北風が吹きつける日でした。


僕:「さむっ!寒い!風で打球が曲がる。やってらんねえよ」

ノブ:「この風でテニスはきついなー。」

ユー:「風のせいにすんなよ。そもそもおまえテニス部じゃねーし」

奥野:「関係ないし。誰が目当てなわけ?そういう気持ちでテニス侮辱すんなよ。」

ユー:「お前が言うなよ。女子キャプテンにエロ本とセメダイン送っといて。」

僕 :「お前だけは言うなよ。テニスボールでCカップ作りやがって。」


とまあ、いつもどおりに騒ぎながら、僕ら4人は河川敷の上から民家を眺めていました。
コートの数が少なく、交代制だったのでちょっと休憩してました。
うちの学校は弱かったんですが、試合前で他のみんなは真剣に練習してます。
ただ、すっごく寒かった。ラケット持つ手がかじかむぐらい。
そのとき、ある物が目に入った。

そのアバンギャルドなフォルム。
ちょっとアナーキーな雰囲気の漂うネーミング。
ほんとの使い道はイマイチ不明なアレ。



どらむ 「ドラム缶み~っけ!」


 ある民家の庭にドラム缶が置いてあった。
 僕らの目が輝き、お互いの顔を見合わせた瞬間に
 全員走り出す。

 すぐに民家に着き、さっそく家の周りを一周し、
 人の気配がない事を確認。
 お互いジェスチャーと目くばせで配置が決まり、
 迅速かつ静かに運び出した。
 こういう時の団結だけは強かった。

 約10分ほどかかり、
 ドラム缶をテニスコートの横まで運んだ。
 知らない人が見たらなんて思うんだろう?変な光景。

 そこらへんのゴミや木を拾って、さっそく点火!
 火は、喫煙者のノブが持ってる。そもそもこいつはスポーツやらない。


奥野:「あったかいな~。心があったまるな~」
ドラムカン泥棒では、心は傷まないのが奥野のいいところ。

僕 :「たまたまドラムカンが落ちててよかったな~」
ひとんちの庭にね。

そんな風にドラムカンストーブに手を当てながら、やっぱり練習してない僕ら。


ノブ:「でも燃やす物がなくて、すぐに消えそうになるよな~。なんかないかな?」

奥野:「あんじゃんか。それ」
ノブのペンギンクラブ(未読)をさす奥野。
 (ペンギンクラブとは、ノブの愛読のエロ本。全編マンガで書かれるハードな内容。)

ノブ:「まだこれ読んで・・・ ああぁ!!!

ユーがドラムカンにつっこみました。
これでいつものようにケンカが勃発します。
すぐに買って返せよとか、練習に持ってくる方が悪いとか
まだ間に合うとか言ってますが、あったかいのでラッキー。

そうはいっても雑誌くらいじゃすぐに終わる。


僕:「ノブ、ジーパンくれないか。短パンになっちゃダメか?」
もしかしたらくれるかもしれない。

ノブ:「ああ?ふざけんなよ」
下衆のくせに威勢はいいんだこいつ。
(そうはいっても、結局7分丈になる)


だいたいこういう時にいじられるのは決まってノブ。
ともかく、木も本も拾い尽くした僕たちは、もう少し遠くまで探しに行く事にした。
テニスコートから歩いて5分くらいの同じ河川敷には、野球グラウンドがあった。


「ま、グランドだしね。なんにもないわな。」
ユー、ノブ、奥野、僕の4人は、あたりを探すが相変わらず何もない。

「これいけるんじゃない?」
と、ホームベースを持つ奥野さん。

「燃やすと臭いからだめだろー!」
とユー。臭いの問題じゃないでしょ。


そのとき、僕は見つけたのだった。
あまりに自然体すぎて気づかなかったが、大量の木材を。
「これいいんじゃねーか?」指差す先には...


得点ボード


nakasubashi03.jpg
 (▲イメージ図 :実際は学校の黒板くらいあって木製でした)


  人気ブログランキングへ どうなるスコアボード!?
 明日、新しい野球のルールができます。

スポンサーサイト

tag : テニス 仲間 ドラム缶 スコアボード

コメント

Secret

No title

まじろさん。。。???

大量の木材って。。。。。

「でかい」木材じゃなくて???

大量に。。。したんだね?☆v-416v-352

。。。。。。。。。ノブさんが???(笑)

う~~~ん。。。また、続きが気になります。。。ヒヒv-389v-344

No title

そうです。
大量の木材を・・・ いただきました・・・。

ちなみにノブは、こういうとき、誰かが手を出すまで
傍観しています。
けっして自分からはあぶない橋はわたりません。
石橋は誰かに渡らせてから渡ります。
この辺が下衆のヒーローなんですよ(笑)。
あっはっは!

majiro

Author:majiro

企画マン まじろー
(写真:右)
 このブログの執筆者
2009/2
 サラリーマン卒業!
2009/5
 フィレンツェでコック修行!
2009/9
 プーリアでコック修行!
2010/4
 ヨーロッパ旅行
 『世界の緑から』へ出発!
2010/5
  帰国。(東京→三重へ)

デザイナー  ユー
(写真:左)


暦の上で
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
いろんな本棚



まじろんちの樹
最新記事
- - 最新記事 -
たき火を囲みながら。
昔の思いで
検索してくれるらしい
オススメ作品
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

黒いもじゃもじゃ
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。