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#120 Matera ~世界遺産 マテーラ~

      wallpaper78B.jpg


   せっかくイタリアに行くんだし、
      PCのデスクトップもイタリアにでもしとくか。



そう思っていつの頃か、僕のPCのデスクトップとなったこの街の壁紙。
右上にMATERAとあるけど、もちろんそんな町は知らなかった。

その町が、ここプーリアの隣のバジリカータ州にあると知ったのはごくごく最近で、
さらにお店も突然の不定休があり、いろんな事に一段楽したタイミングだったので、
頭でも整理するか、こうぐちゃぐちゃしていてはダメだ、と思い、旅に出た。


         IMG_1168.jpg

~ 世界遺産 Matera (マテーラ)

この町は南イタリアらしい町の1つで、ちょうど長靴のツチフマズのあたりに位置し、
今では世界的に洞窟住居で有名になり、1993年、ついに世界遺産になった。

この町で有名なサッソ(sasso:岸壁)と呼ばれる洞窟住居が世界遺産になるなんて
どのくらいキレイなんだろうと、ヴェネツィアへいくかのような心持ちで向かった。

4時間後、駅に着いてすぐのところに、町が一望できる展望スポットがあった。


IMG_1144.jpg ■展望エリアから
 写真ではあまり
 伝わらないかもしれないけど
 特にはキレイじゃない。

 というよりもゴチャゴチャ
 してる。。。

 黒ずんだ石の壁に
 はがれ落ちた屋根や
 人が住んでいるのかわからない
 廃屋のような並び。

 これほんとに
 世界遺産なの?


 小雨がぱらつく天気のせいか
 はてはこっちの気分のせいかな
 と思いながらも、一番有名な
 サッソへ向かう事にする。

 そこに行けば、きっと。。


IMG_1154.jpg ■サッソ バリサーノ
  (Sasso Barisano)

 2つあるサッソ地区のうちの1つ。

 これはこれで雰囲気はあるんだけども
 そんなにさっきとかわらない。

 そもそもこの町がなぜ洞窟に
 住みだしたのかというと、
 ひとえに貧しかったからだ。

 岸壁に穴を掘って暮らす生活は
 13世紀には始まっていたらしい。

 しかし驚くべきは、その生活が
 現代まで続いている事だ。

 1960年代には電気もガスもなく
 ただただ不衛生なこの生活は
 “イタリアの恥”とよばれ、
 乳児死亡率は50%を超す。


比較的貧しいとされる南イタリアのさらに貧しさの象徴となり、
住民は強制移住となってからは廃墟と化し、政府の後押しによる世界遺産登録で
ようやく住民が戻り始めたらしい。
 
そんな歴史の事を考えながら、もうひとつのサッソへ向かう事にした。

   IMG_1152.jpg

■サッソ カヴェオーゾ(Sasso Caveoso)
この写真の向こう側に、サッソ カヴェオーゾがあり、
このアップダウンは雨で濡れてさらに足場が悪いな、と想像しながら歩を進める。
冬の南イタリアで、平日さらに雨。シーズンオフの最果てだけに
ほとんど観光客には会わず、返って気軽なもんだった。

しばらく町を練り歩き、美術館などに入っているとそろそろ日が暮れ始めてきた。

   IMG_1196.jpg

現在は、7割の洞窟住居に人が戻ってきているらしい。
世界遺産になってからというもの観光客で潤ったらしい。

不思議なもんで、かつて忌み嫌われた貧しさの象徴が、今や観光の目玉か・・・。
住んでる人たちは、経済的にはラッキーなのかもしれないけど、どんなもんだろうな。

なんだかちょっと、貧しい生活を観光っていう理由だけで覗きにきたような
そんなバツの悪い気持ちになっていた。

そうこうするうちに、ちょいとばかり街灯がつき始めた。
さて、いよいよ町を一番高いところから眺められるスポットへ。
 
   IMG_1205.jpg

■洞窟教会(Madonna de Idris)

この教会はなんと、洞窟でできている・・・。
石灰質の崖のてっぺんに横穴を掘って教会にしたような作り。
この日は、中に入る事はできなかったけど、この建物を見た後、振り返ると・・・

IMG_1208.jpg


  きれいだった。

    ヴェネツィアやフィレンツェとは違う美しさの
    正体が何かは、こりゃわからんなと思った。
    


人気ブログランキングへ 世の中、何がどう転ぶのかわからんもんです。
 観光本にもあまり出てこないこういう町が、実はイタリアの隠れた魅力。
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tag : マテーラ matera イタリア観光 バジリカータ プーリア サッソ サッシ 世界遺産

コメント

Secret

No title

人間万事塞翁が馬
って感じですか。
違いますか。
そうですか。

なっちゃんよ

違わんぞ、そんな感じ。
何がどう転ぶかわからへんな~。

むしろ諸行無常の響きありだわ。
あらためて、海の外の世界はおもしろいな。

No title

ピカピカじゃない温かさ(綺麗さ)に目が止まりますね。。

何だか岩場ばっかりって、転んだら痛そう。。とか、あの崖下ってどうなってんの??。。とか、違う意味でも興味持っちゃった(笑)

とっすぃぃぃさん

とにかくアップダウンが激しいんです。
しかも雨でかなり慎重に歩いてたから、
ちょっと筋肉痛が・・・。

あの崖の下は、川が流れていて、その対岸はすべて草。
九州の草千里みたいなもんでした。
そしてまわりは、やっぱり大自然の中にぽつうんと
まちがあるだけでございました。

でも、この情緒はなんでしょうなぁ?
日本の旧民家の復興版ではないリアルな生活感や
現在も続くあたりがその秘密なのかも。

いや、やっぱよくわかりませんね(・ε・)
あっはっは!

majiro

Author:majiro

企画マン まじろー
(写真:右)
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2009/2
 サラリーマン卒業!
2009/5
 フィレンツェでコック修行!
2009/9
 プーリアでコック修行!
2010/4
 ヨーロッパ旅行
 『世界の緑から』へ出発!
2010/5
  帰国。(東京→三重へ)

デザイナー  ユー
(写真:左)


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